助産師の年収は?唯一、開業権が認められて医療従事者のため、助産院を開くことも可能

助産師の年収は?唯一、開業権が認められて医療従事者のため、助産院を開くことも可能

J
JobStep編集部
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助産師とは、妊婦への日常生活のケア・分娩期のケア・出産サポート・出産後の母親への授乳指導・新生児の観察・沐浴など、出産においてすべて妊婦をサポートする人のことを指します。

出産前の妊婦サポートから、出産時にはスムーズにお産が進むように声がけをしたりと、出産おいて全てをサポートをおこなってくれる人です。

もともと「産婆」と呼ばれ無資格でできる仕事でしたが、2002年からは助産師と呼ばれるようになり、国家資格が必要な職業になりました。2016年には3万5,774人の助産師がいるといわれています。この数は前年よりも5.4%増加しており、2006年以降は増加を続けています。

しかし厚生労働省によると、2017年の出生数は94万1,000人。毎年、出生数は現象傾向にあるものの、それでも助産師はまだまだ不足している状況といえるでしょう。

そこで今回は、命の誕を支える素敵な助産師に助産師の年収について紹介します。

助産師の平均月収

助産師は国家資格である看護師免許を取得した上で、助産師学校を1年以上就学し、助産師国家資格に合格して免許を取得しなければならない非常にハードルの高い職業です。

資格取得にかかる学費は高額になるものの、平均年収を看護師と比較すると、その差は約90万円になります。

助産師の平均月収は35万円~50万円くらいが相場とされています。緊急性を伴う場合や、時間外出勤、休日出勤なども多く発生する職業ということもあり、一般的な職業の平均月収よりも高額であるといえるでしょう。

夜勤手当は勤める病院の規模によって異なり、地方の小さなクリニックよりは都会の大規模病院の方が支払われる金額は大きいようです。全国平均では約8,000円~15,000円が夜勤1回の相場で、回数によって変動します。

助産師のボーナス事情

ボーナスは、経験年数や勤め先の病院によって大きく変わります。経験が浅い場合は50万~80万円、経験を重ねていくと120万円以上になる場合もあるのです。

また総合病院や大きなクリニックでは年間100万円以上のボーナスがもらえるところも多いですが、個人で営む小さなクリニックだと、お小遣い程度の金額の場合もあります。ただし個人クリニックは、病院の利益が増えればボーナスのアップも期待できます。

助産師の昇給事情

助産師は国家資格を必要とする専門職なので、もともとの月収は高めに設定されています。そのため、昇進していくのは簡単ではありません。

昇進したいのであれば、実際の現場で結果を残していくことが1番の方法になります。

また「エキスパート助産師」という認証制度を受ける方法もあります。これは助産師の資格を所持していて3年以上の実務経験がある人が、600時間の勉強会や研修会を受講することで受けることができるものです。昇給の対象となるかは勤め先次第ですが、助産師としてのスキルアップには繋がるでしょう。

助産師の平均年収推移シミュレーションは?

助産師の年齢別の平均年収は、20~24歳で301万円、25~29歳で392万円、30~34歳で452万円、35~39歳で496万円、40~44歳で534万円です。

基本給が高いという説明はしましたが、それ以外にも出産介助でつく分娩手当や夜勤手当て、待機手当てなどの基本給以外のものが多いということも年収が高い理由の1つです。

助産師は看護職に含まれますが、唯一「開業権」が認められています。医療機関で経験を積んだ後、助産院を開業することができるということです。地域に根付きじっくりと産婦と向き合いたいという人はもちろん、年収を増やしたいと感じている人にもチャンスがあります。

ただ開業するには初期費用がかかりますし、年収アップはその後の経営状態によるものなので、リスクがあることも考えたうえで踏み出したほうがいいでしょう。