看護師の帰宅時間はどのくらい?緊急を要しない診療科は、早く帰れる傾向がある

看護師の帰宅時間はどのくらい?緊急を要しない診療科は、早く帰れる傾向がある

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JobStep編集部
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看護師は残業時間が多くハードな職業というイメージもありますが、診療科の違いで残業時間は大きく異なります。

病棟勤務は日勤・夜勤のシフト制が組まれ残業が多いですが、外来は救急外来を除き基本的に日勤のみなので、定時に帰れることも多く、病棟勤務よりも勤務時間は恵まれていると言えるでしょう。

そんな看護師の帰宅時間はどのくらいなのでしょうか?

看護師の帰宅時間

看護師の勤務時間は、日勤の場合9:00~17:30まで。夜勤であれば16:00~9:00という病院が一般的ですが、実際のところ病棟勤務の場合、定時帰宅は難しいようです。

病棟勤務では定時よりも早めに出勤し、1時間~3時間程度の残業は日常的。結果、帰宅は早くても18:00以降と思っておいたほうが良いでしょう。

外来勤務の場合では、17:30の定時に帰宅できることも多く、残業もたまにある程度なので、病棟勤務と比較すると肉体的な負担も軽くプライベートな時間も多いようです。

過労死している看護師もいる

2008年10月、2人の看護師が過労死認定されました。1人は2007年5月、当時24歳の看護師。もう1人は2001年2月にくも膜下出血を発症、翌3月に死亡した25歳の看護師です。両看護師とも、大阪高裁判決で公務災害と認定されました。

これをきっかけに、日本看護協会は、時間外勤務調査を実施。過労死危険レベルである、月60時間を超える時間外勤務をしていたのは調査対象者1,728人のうち74人。約23人に1人の割合という結果になりました。

この数字を全体比率で見ると約2.46%。病院勤務看護職員(約82万人)のうち、2.46%が過労死危険レベルで勤務していると推測すると、約2万人の看護師が月60時間を超えて働いていることになります。

時間外勤務が多くなるのは、20代・病床規模の大きな病院・救命救急、手術室で勤務している看護師である傾向が高くなっています。

緊急を要しない診療科は、早く帰れる傾向がある

診療科別の帰宅時間を見てみると、外科・産婦人科・救急外来では命の危険と常に向かい合った診療科であり残業も多く、とくに救急外来の場合には休憩時間もとれない程忙しいため最もハードといわれています。

反対に残業が少なくほぼ定時に帰宅できる診療科は、精神科・耳鼻咽喉科・皮膚科など緊急を要しない診療科が多いようです。

残業による帰宅時間への影響

全国的にも看護師の数は不足しており、その分作業量は増え負担も重くなり、残業を強いられているのが現状です。勤務する医療施設で差はありますが、平均して1日で1時間~3時間、月単位では20時間以上の残業は覚悟しておく必要があるでしょう。

残業と言っても様々な仕事がありますが、中でも1番多いのは看護記録をつけたり、書類整理をしたりするなどの事務的作業になることが多いです。事務作業は基本的に、定時を終えた後におこなうため帰宅時間に影響がでてしまうケースが多くみられます。

帰宅時間が遅くなる原因

病棟勤務者に関しては、医療行為の技術・知識の向上を目的に、カンファレンス・勉強会が頻繁に行われ残業という形で帰宅時間に影響が出てしまうこともあります。急患が運ばれた場合なども、残業となるケースも多く、土日祝日などの人員が少ないときには残業時間も長くなる傾向が。

病棟では入院患者の対応に追われいつの間にか、定時の時間を超えて残業になっていることも珍しくないのです。

少しでも早く帰るための工夫

残業をできるだけ少なくするためには、医師とのコミュニケーションをしっかりおこなうことが重要です。

看護師は医師の指示を受けて医療行為をおこなうため、細目に意思疎通をしておけば指示待ちという無駄な時間を減らすことができるでしょう。

さらに看護師の医療技術・知識が向上すれば、患者への対応も早くなり、時間にも余裕ができ、事務的な業務を業務内におこなえるようになるため帰宅時間を早めることにもつながります。

ナースのかえる・プロジェクトが始動

日本看護協会は、もう過労死する看護師を出さないように、「ナースのかえる・プロジェクト」を始動しています。

  • 時間外労働を減らそう
  • 未払い残業「ゼロ」へ
  • 疲れにくい夜勤労働を
  • 有給休暇の取得促進
  • プラス配置モデル促進

上記5つを目標として提示しており、発生要因の見直し・労働環境のルール化・人員増加を呼びかけています。

1番大きな組織が、各病院に呼びかけをおこなうことで、少しづつではありますが、看護師の労働環境も変化しつつあります。帰宅時間も少しづつ早くなっていく傾向があるでしょう。

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