看護師は体調不良でも、休んじゃないけない?出勤を求められるケースが多い

看護師は体調不良でも、休んじゃないけない?出勤を求められるケースが多い

J
JobStep編集部
公開, 更新 ,

看護師は体調不良でも休むことは簡単ではありません。余程のことがない限り、無理をして出勤する人が大半を占めています。

自分の体調不良よりも、家族の急病で休むケースが多く、人手不足の病院では突発的な有給休暇はとりずらい職場環境になっていることが多いようです。

看護師はどの程度の体調不良なら休みをとれるのか、休暇を取るときに気を付けるポイントは、どんなことなのでしょうか?

看護師の体調不良休んじゃいけない?

日本看護管理学会の調査によると、日本国内の外来受療率は、人口10万人に対して5,743人(5.7%)。それに対し、現在治療中の病気のある看護師は43.4%と著しく高くなっています。

夜勤が多いこと、残業時間が増えていること、日々のストレスが大きいことなどによって、身体的に何かしらの影響を抱えている看護師は多いようです。

しかし救急病院に勤務する看護師は、熱があるだけで、休めることはほとんどありません。急な欠員が出ると看護業務に支障をきたすため、簡単には休暇は認められないようです。

インフルエンザで熱が40℃以上ある場合は、休みが認められます。そのような感染症の場合、休みときも復帰するときも、病院での診察を受けて上司に報告をすることが義務付ける病院もあるようです。子どもが急病になった場合などでも、急な休みを取ることは困難でしょう。

クリニック勤務であれば、比較的休みやすい

クリニックに勤務する看護師が体調不良を起こして休みを取る場合には、電話で報告すれば認められるケースも多く、救急病院よりも休みやすい職場環境であることが多いようです。

急な体調不良を起こしてしまうことは仕方のないことです。感染症などの場合、免疫力が低下している患者に、病気が移ってしまうこともあります。しかし無理してでも仕事にでてしまうケースは多いようです。

気持ちよく休むためのフロー

気持ちよく休むために重要となるのが、常日頃からの職場の仲間との良好な人間関係を築けるかが鍵。そして休み場合には、なるべく早く連絡を入れることが大切です。

変わりの人を見つける必要や、引き継ぎをおこなう必要があるため、少しでも早く連絡をし、周りに迷惑をかけないことが大切といえます。

普段から職場の仲間と助け合える姿勢を持つことが大事でしょう。

やってはいけない休み方

やってはいけない休み方は、虚偽の報告をして休暇を取ることです。ズル休みをすることにより、他の職員に多大な迷惑がかかり人間関係も険悪になるため絶対にやめましょう。

もしズル休みが発覚してしまった場合には、年1回の昇給が減額対象になるケースもあるため、デメリットしかありません。たとえズル休みでない場合でも、休みがちな人は同期で入った看護師とも給料に差が出てきます。

看護師の体調不良によるトラブル

看護師は体調不良でも無理して業務に従事する人が多いですが、結果大きなミス・トラブルにつながる危険性も上がります。

杏林大学が平成11年度に行ったヒヤリ・ハット調査では、218施設から2ヶ月間で集計できたヒヤリハット数は11,148事例。うち医師の診療補助業務で起きた事例は6割。内服・注射(点滴・IVHを含む)などの与薬関連事故が、非常に多く見受けられる結果となっています。

上記データのように、健康な看護師であってもヒヤリ・ハットは多発しています。体調不良の場合、作業効率が低下するため満足な仕事ができず、無理して出勤してもデメリットの方が大きいと言えるでしょう。

体調不良によるトラブルの具体例

体調不良による注意力・集中力の低下で、患者の取り間違えやドレーン・チューブ類の点滴ラインの閉塞、漏れや接続外れもなども気づかず放置したりなど細かいミスが重大なトラブルにつながる危険性もあります。

体調不良が原因で医療ミスを誘発する事態にもなりかねませんので、気分が優れず限界だと感じた場合には、速やかに上司に報告して交代のスタッフを確保してもらうようにしましょう。