リエゾンナースとは?精神分野に関するエキスパート看護師

リエゾンナースとは?精神分野に関するエキスパート看護師

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JobStep編集部
公開, 更新 ,

リエゾンという言葉はフランス語からきており、「つなぐ」という、意味を持ちます。看護師業界では、患者の心ケアを専門とした看護師をリエゾンナースと呼びます。

患者の精神的な問題を取り除くには、医師・看護師だけの対応では難しいことも。リエゾンナースは患者の心の不安や悩みを聞き入れ、精神的な部分のケアを中心におこない精神看護の専門知識・ケア方法などを、担当医・看護師に助言し、患者と心の橋渡しをおこないます。

そんなリエゾンナースになるには、どうしたらいいのでしょうか?

リエゾンナースの役割

入院患者の大半は精神的問題を抱えている人も多く、適応障害・うつの症状になりやすいため、肉体的な治療と同じくらい心のケアは重要といえます。

そんな精神面ケアをおこなっているリエゾンナースは、どの病院でも貴重な人材として扱われています。

さらにリエゾンナースは専門性に秀でた職業であるため、看護師の平均年収が480万円以上の、給与が支払われる傾向にあります。

リエゾンナースに向いている人

リエゾンナースは専門的な知識や高いコミュニケーションスキルを求められる職業であり、看護師誰でも容易になれる職業ではありません。

リエゾンナースに向いている人とは、そのような性格・特徴があるのでしょう?

責任感のある人

リエゾンナースの仕事は最後まで患者と向き合って心の不安を取り除くことを目的としており、患者の要望や心の心理を読み解き的確に担当医師や精神科の専門とも連携して心のケアに努めるため責任感が求めらる職業であると言えるでしょう。

勉強熱心で向上心がある人

精神看護の分野は奥が深く専門的な知識が求められるため、勉強熱心で向上心のある人がリエゾンナースの仕事に向いているといえます。

さらに医師や看護師に対して的確なアドバイスや指導などを行うケースもあるため、しっかりとした知識を身に着けている必要があるでしょう。

コミュニケーション能力と社交的な人

患者や同僚の看護師の心のケアまで行うリエゾンナースは、高いコミュニケーション能力は欠かすことのできない必須条件です。

相手の心理を鋭く見抜き的確なアドバイスや指導ができるスキルが求められるため、人と積極的に関わることが好きな方には適性があります。

リエゾンナースになるには?

リエゾンナースになるには、専門看護師の資格が必要になります。専門看護師とは、医療にかかわる人間関係のトータルケアをおこなう看護のエキスパート。日本看護協会の2019年4月データによると、全国にいる専門看護師は約2242人。希少性が高い看護師なのです。

そして専門看護師は11の分野に分かれており、リエゾンナースになるには精神看護の資格が必要となるのです。

精神看護専門看護師になるための試験とは?

看護師の実務経験を5年以上要し、そのうちの3年以上が精神に関する専門分野の経験があることが条件であり、さらに看護系の大学院で修士課程を修了し所定の26単位及び38単位を取得して認定試験に合格する必要があります。

他にも一般社団法人日本精神科看護協会が行っている、精神科認定看護師の資格取得してみるのも良いかも知れません。

こちらは精神看護専門看護師比べて取得までの期間も短くハードルも低くいため、平成18年度の時点で310名の精神科認定看護師が活躍しています。

ちなみにこの専門看護師資格は、認定を受けてから5年ごとに更新審査を受けなければなりません。

精神科で働きながら、試験勉強をおこなうのがベスト

リエゾンナースの仕事は専門的な知識が必要不可欠なため、精神科で働き実務を積みながら勉強することが最も近道と言えるでしょう。

精神科では現場で活躍するリエゾンナースの仕事を見ることができ、さらにリエゾンナースになるためのアドバイスをしてもらえるというメリットもあります。