看護師のトラウマとは?看護師のうち62.1%が心的外傷を受けているというデータも

看護師のトラウマとは?看護師のうち62.1%が心的外傷を受けているというデータも

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JobStep編集部
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看護師は仕事の特性上、人の死と向き合う機会も多いため、トラウマを抱えてしまう看護師は多いです。

2004年に日本看護協会によって実施された調査結果を見ると、看護師のうち62.1%が心的外傷を受けているというデータもあります。トラウマを抱えた約半数が、患者の容体急変・子どもの死・患者や家族の自殺などを目撃してしまったことを占めています。

看護師も自らのケアをおこなわないと、うつ病・PTSD(心的外傷後ストレス障害)につながる恐れもあります。看護師がトラウマ経験しまったとき、どのように対処すればいいのでしょうか?

看護師のトラウマ

さまざまな理由からトラウマを抱えている看護師は多くいます。命と向き合う特殊な労働環境も大きく関係しており、一般人では体験しないことも日常的に経験していることが要因の1つでしょう。

患者の死

看護師は入院患者や急患で運ばれた人の死と向き合う機会が多い職場であるため、トラウマとなっている看護師も多いです。とくに新人看護師ではトラウマになりやすい傾向があるようです。

厚生労働省の調査によると、日本で1日に亡くなるのは3,280人。生まれるのは2,935人と、死亡する人のほうが多くなっています。病院であれば、死とは遠ざかれないでしょう。

ほかにも、精神科看護師は患者の自殺に直面して、トラウマになってしまう人もいます。メンタルの弱い人にはシビアな職業といえるでしょう。

いじめ

看護師は同僚や上司から陰湿ないじめを受けるケースも多く、女性の比率が高い看護師は人間関係も中々難しいようです。

看護師は、一般的に2交替や3交替などの勤務体制がとられ肉体的・精神的に疲労した看護師も多くちょっとしたミスが患者の命につながるためにストレスもたまり、余裕のない精神状態におかれた看護師も少なくないため、いじめを作りやすい職場環境も大きな要因でしょう。

医療ミス

看護師は常にミスが無いように細心の注意を払いながら仕事に取り組んでいますが、ときには予期せぬ突然の出来事や、伝達不足により医療ミスを引き起こしまうケースもあります。

自分のせいで患者が危篤状態になってしまった経験をしている看護師も0ではありません。その出来事が看護師のトラウマとなり、結果的に心的外傷後ストレス障害につながるケースもあるのです。

災害現場の医療活動

看護師は大規模な災害や大きな事故現場への災害派遣をされるケースもありますが、その際の医療活動中にあまりにも酷い被災者の状況を見てしまいPTSDを発症してしまう看護師もいます。

トラウマとなった看護師は頭からその場面が離れずに、悩み苦しむ人もいるためその場合には心のケアが必要となります。

パワハラ

看護師は見た目のイメージとは違い、パワハラも多く特に新人の場合は先輩や上司には逆らうことができずに、パワハラを受けやすい立場にありトラウマとなって仕事への意欲も失い辞めてしまう人も少なくありません。

現在ではパワハラ防止の努力をしている病院も増えてきており、減少傾向にありますが完全になくすのは難しいでしょう。

トラウマを感じてしまうとどうなる?

人はトラウマの原因となる経験をすると、突然記憶が蘇り、手足の震え・動悸・めまい・吐き気・寒気などを引き起こします。自分では感情のコントロールが利かなくなり、強い不安な心理状態に陥ることで、不眠症状・脱力感等の症状が現れてしまうことも。

トラウマとは正式には心的外傷後ストレス障害(PTSD)といい精神疾患の1つであり 何の前触れもなく突然にトラウマの記憶がフラッシュバックしてしまうことにあります。

睡眠時にも症状があらわれることがあり、悪夢となって現れ、うなされることも珍しくなく、起きている時も寝ているときにもトラウマの不安は常に付きまといます。

トラウマを克服する手段

トラウマを克服するためには、自分の努力と人の助けが必要となります。症状がなくなるまでには、長い時間を要し緊張状態時に現れることも多いことから、完治するのが難しいこともあります。

症状が出やすい環境はできるだけ避け、フラッシュバックが起きやすい状況を自分の中で把握しておくことで、未然に防ぐことができることもあります。

他にも心療内科の受診やカウンセリングを積極的に活用して、話を聞いてもらうことも有効的な方法でもあるでしょう。そしてトラウマの恐怖の記憶から克服するのに、最も大事なことは信頼できる家族の協力でありトラウマの克服には必要不可欠と言えるでしょう。

看護師業務がトラウマになりそうなら、転職の検討を

杏林大学が平成11年度に行ったヒヤリ・ハット調査では、218施設から2ヶ月間で集計できたヒヤリハット数は11,148事例といわれています。もしミスを連発し、看護師としての自信が無くなっているのであれば、診療科を移してもいいかもしれません。

皮膚科・耳鼻科・眼科であれば、患者の死に直面する機会は少なくなるでしょう。またクリニック看護師になれば、受付・患者案内・カルテ記入・備品の発注などが主な仕事になるため、医療ミスをおこしてしまう可能性はグッと減ります。

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