訪問看護師の仕事内容と働き方:やりがいや給料、なり方についても紹介

訪問看護師の仕事内容と働き方:やりがいや給料、なり方についても紹介

J
JobStep編集部
公開, 更新 ,

訪問看護って聞いたことがあるけれど、実際にどういうサービス?訪問看護師の具体的なお仕事は?どんな研修制度があるの?

訪問看護師に興味はあるけれどよく知らない人のために、今回は訪問看護師について、その仕事内容ややりがい、給料など気になる点を紹介します。

訪問看護師の仕事内容

訪問看護とは、看護師などが利用者の自宅を訪問しておこなう看護のことです。

そこで訪問看護師は、利用者の自宅へ訪問し、療養上の世話や必要な診察の補助、病状や療養生活を看護の専門家の目で見守り、適切な判断に基づいたケアとアドバイスをします。

医療器具を使っていても自宅で安心して暮らせるよう、在宅での療養サポートを他の多くの業種の専門家たちと協力して行っています。

訪問看護の給料や待遇

医療業界はいつも人手不足の状態が続いていますが、特に看護師不足が深刻なのが「訪問看護」の分野です。

日本は深刻な高齢化社会を迎えており、増加する高齢者の数に対して病院の数が追いついていません。そのため、国はこの事態を打開しようと、自宅で療養し、自宅に看護師に来てもらう訪問看護を推進しています。

求人の数は多くなり、給料や待遇も良いところが増えているのです。たとえば、夜勤や残業なしで月給35万円以上などの好条件の求人も少なくありません。

訪問看護師はやりがいのある仕事

訪問看護師は患者さんと深く関われる仕事です。その分、患者さんからも感謝の言葉をいただくことがよくあります。

また、患者さんだけではなく、その家族との距離も近くなりがちです。なので、「来てくれてありがとうございます。」と声をかけて頂くことが多くあります。

訪問看護では個人と関わることが多いので、嬉しい言葉を頂くとやる気・モチベーションのアップになります。

1日で訪問するお宅は3件から5件ほどです。関わる人数が少ない分、個人の観察力・技術などを発揮できるのも訪問看護の魅力のひとつと言えます。

病院での医療や介護は広い病室・廊下で行うので不便はありませんが、訪問看護では「どうすれば効率良く・上手くできるか」を考えなければなりません。難しい仕事である分、やりがいはあります。

訪問看護師に必要な能力

訪問看護師に必要な能力は2つで、手際の良さとコミュニケーション能力です。

1日で3~5件ほどのお宅を回るので、テキパキと医療処置を行う必要があります。また、患者さんだけでなく、その家族と会話する機会も多くなるので、コミュニケーション能力も必要です。

訪問看護師になるには?

訪問看護師になるには、いくつかの条件をクリアする必要があります。大前提として、看護師・准看護師の資格を持っていること。そして訪問看護を行っている病院や、訪問看護ステーションに勤務していることが必須になります。

訪問看護師の仕事をしたことがないという人も大丈夫です。働く前に、訪問看護師の業務や知識を学習できる研修を紹介します。

公益財団法人日本訪問看護財団などが行う実技を含んだ研修

訪問看護ステーションで仕事を始める前に、訪問看護の基礎を身に着けることを目的とした研修です。訪問看護への不安を軽減し、仕事に早く慣れることが出来るという利点があります。

公益財団法人日本訪問看護財団や各都道府県看護協会のHPから申し込むこどができます。

eラーニング研修

オンラインで訪問看護について自宅学習ができるサービスで、時間や場所を気にせず訪問看護について学習することができます。学習できる内容として、訪問看護概論(定義や諸制度)や訪問看護展開論、在宅ケアシステム論、訪問看護技術論、訪問看護管理論などがあります。

訪問看護ステーション内での研修

ステーション内部での研修は新入職員向けに開かれているものが多く、仕事に慣れるまでの数か月間は先輩看護師に同行して実践的な指導を受けられることができます。

新人研修が活発なステーションは、全国にたくさん事務所があるところや、機能強化型ステーションである場合が多いそう。

外部研修

訪問看護師向けの外部研修を開いているところは、日本訪問看護財団や全国訪問看護事業協会、各都道府県看護協会、各都道府県訪問看護ステーション連絡会(協議会・連絡協議会)などがあります。

さまざまな団体がそれぞれ研修を行っているので、自分の目的に合ったものを選びましょう。

違う訪問看護ステーションで働く訪問看護師さんとの交流の場にもなります。

訪問看護師としてキャリアアップしていく方法

最後に、訪問看護でキャリアアップするための研修を紹介します。訪問看護師がキャリアアップしていく道には、以下の3つの道があります。

  • 訪問看護の認定看護師になる
  • 在宅看護の専門看護師になる
  • 訪問看護ステーションの管理者になる

これらの道に進むことで、より専門的で高レベルの訪問看護を実践することができます。以下では具体的な仕事内容やなり方を見ていきましょう。

訪問看護の認定看護師

訪問看護の認定看護師になるために、看護師経験が5年以上(通算3年以上、在宅ケア領域での看護実績を有する)あり、医療処置および管理を要する患者の在宅における看護を5例以上担当している必要があります。

その上で、訪問看護の認定看護師の教育課程を開講している教育機関で実習や演習などのより専門的な研修をうけ、認定審査に合格すると、認定看護師の資格を得ることができます。

聖路加国際大学教育センター、愛知県看護協会認定看護師教育課程、兵庫県看護協会認定看護師教育課程の3ヶ所で訪問看護の認定看護師の研修をうけられます。

在宅看護の専門看護師

専門看護師になるためには、看護師経験が5年以上(通算3年以上、在宅看護領域での看護実績を有する)あり、日本看護系大学協議会が定める高度実践看護師教育課程(総計26単位、または38単位)の基準を満たした大学院修士課程を修了する必要があります。

聖路加看護大学大学院や日本赤十字看護大学大学院、大阪府立大学大学院など全国11の大学院で在宅看護の専門看護師コースの研修をうけることができます。

訪問看護ステーションの管理者

訪問看護ステーションの管理者になって、管理職としてキャリアアップする道を選択するなら、ケアマネージャーの資格を取るのが有利です。

ケアマネージャーになるためには、看護師の実務経験が5年以上あり、都道府県が実施する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格した後、「介護支援専門員実務研修」を受講する必要があります。

訪問看護ステーションの管理者として成長するための研修は、日本訪問看護財団や全国訪問看護事業協会、看護協会で開催されているので、日時などを確認して申し込むとよいでしょう。

訪問看護師を目指すなら、訪問看護を実施している病院へ転職しよう

訪問看護師は給料も待遇も良いので、狙い目の職業と言えるでしょう。研修制度も整っており、未経験者でもスムーズに訪問看護師になれる制度が整っています。

訪問看護の職場を今すぐ探したいという方にはマイナビ看護師がおすすめです。国内最大級の看護師求人サイトなので、とても簡単に職場を見つけることができます。

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