御侍史について知っておくべきこと9つ。正しい使い方を理解しよう!

御侍史について知っておくべきこと9つ。正しい使い方を理解しよう!

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JobStep編集部
公開, 更新 ,

御侍史(おんじし)という言葉を聞いたことはありますか。

これはもともと、医師に宛てた手紙の宛名書きに使う言葉で「佐藤先生御侍史」といった使い方をします。医療業界では必須になってくる表現で、医療事務のお仕事をされる方は特に知っておきたい表現になります。

では、御侍史という言葉を使う上でどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。今回は、御侍史について知っておくべきことをまとめました。

御侍史の由来

もともと、侍史とは偉い人についている秘書の役割をする人のことを指します。

偉い人に手紙を書くときに、「直接この手紙をお渡しするのは恐れ多いため、まず侍史の方を通してお渡しします」という意味で使われていました。

その名残で現在も医師に宛てた手紙を書く時に「御侍史」という表現を使っているのです。医師の地位が今以上に高かった時代の名残が感じられます。

医師が相手の場合のみに使う

御侍史は相手が自分よりも格上であることを意識して使われる表現です。ですので、御侍史をつけることでとても丁寧に感じられますが、基本的には医師が相手の場合のみ使われる言葉になります。

畏れ多い気持ちを表す言葉ではありますが、相手が医師以外の事務長など他の役職の方に使うのは間違いになりますので注意しましょう。

「御待史」、「御史侍」は間違った使い方

たまに見るのは、御「待」史や、御「史」侍として使っている例です。

御侍史にこのような言い換えは無いため、誤字になってしまいますので気をつけましょう。

御机下と御侍史の違い

御侍史に似た言葉で御机下(ごきか)という言葉があります。

これもまた「私がお渡しするのは畏れ多いので、机の下にでも入れておいてください」といった意味ですが、御侍史との使い分けで明確な基準はありません。

あえて使い分けるとするなら、それぞれの言葉の本来の意味に基づいて、秘書がついている総合病院の医師に宛てた手紙は「御侍史」、クリニック勤務など秘書がついていない医師に宛てた手紙には「御机下」と使い分けるのもよいでしょう。

御中と併用できない

御侍史は団体に付ける御中と併用はできません。

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○○病院 御中

佐藤先生御侍史

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このような表現は間違いになるので気をつけましょう。

医師には必ずつけた方がいいのか

医師に宛てた手紙を書く際につける御侍史ですが、紹介状を書く際などには必ず使用します。

若手のドクターの場合はこの表現を支持していない場合も多いようですが、つけた方が無難といえるでしょう。

医師間のやり取りでは省略されることもあるようです。

使い方によっては事務的に感じる場合もある

勤めている病院の先生に、暑中見舞いや年賀状を書く時にも御侍史を使うことができますが、普段の先生との関係によっては少し事務的に感じてしまう場合もあります。

先生と日頃から距離が近く、比較的気さくに話せる間柄の場合は、御侍史を使わずに「○○先生」だけでも充分敬意は伝わるでしょう。

医師の奥様と連名にしたい時には使わない

手紙を送る際に、医師の奥様と連名で送りたい場合は御侍史は使いません。

この場合は奥様も医師の場合は「先生」、そうでない場合は「様」で統一しましょう。

個人名が分かっていない場合は使わない

医師の個人名がわかっていない場合に御侍史を使うのはやめましょう。

「○○病院 内科担当先生 御侍史」のような使い方は失礼に当たります。「御侍史」は個人名がわかった上で使う言葉です。

医療機関に勤めていないとあまり知る機会がない「御侍史」ですが、ここぞという時に正しく使えるように注意点や使い方を覚えておきましょう。