看護師のセクハラ事情・対処法まとめ。患者からセクハラされることが圧倒的に多い

看護師のセクハラ事情・対処法まとめ。患者からセクハラされることが圧倒的に多い

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JobStep編集部
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看護師を襲う、セクハラの被害。実は、看護師はかなりハードなセクハラに悩まされている人が多いようです。

今回は看護師へのセクハラの実態や、実際に体験したセクハラ行為などを紹介して、それぞれへの対処法や、セクハラされにくい看護師になるためのポイントも扱っていきます。困っている方はぜひ参考にしてみてください。

看護師へのセクハラはどうやって起こる?

病気や怪我でやってくる患者に笑顔で接し、低姿勢であたることが多い看護師。そんな看護師の優しく献身的な様子を見て、多くの人がセクハラをはたらいてしまっているようです。

では、どのような時にセクハラをされることが多いのか、紹介していきます。

患者からのセクハラ

セクハラで最も多いケースが、入院患者やその家族からのボディタッチだと言われています。

たとえば治療などの際、関係ない股間を触らせようとしてくる、採血中に胸や手を触られる、夜の見回り中に腕を掴まれ、布団に一緒に入るよう強要してくるなどの事例が挙げられます。

シャワー浴や清拭などの時間に、不必要なボディタッチをしたり抱きついたりしてくるという場合もあります。例をあげればきりがありませんが、こういった状況でセクハラを受けている看護師は多いです。

特に、患者でセクハラをしてしまう可能性が高いのが認知症などの入った高齢者。認知症の症状があると善悪の区別がつかなくなってしまうこともあります。怒らず笑顔で「やめてくださいね」と対応をするのがベストですが、あまりにも行き過ぎた言動があった場合、医師や先輩看護師に相談をしてみましょう。

同僚からのセクハラ

同僚の医師などから受けるセクハラのケースもあります。例えば、不必要に2人きりになろうとする、2人きりになると触ろうとしてくる、下ネタを大声で言う、胸やお尻を触ろうとする、彼氏や結婚のことをしつこく聞いてくる、など。

内容としては他の業種の女性が受けるセクハラと同じようなものだと言えるでしょう。数としては患者からのセクハラの方が圧倒的に多いようですが、厄介なのは同僚からのセクハラの方なのかもしれません。

患者は退院してしまえばそれで終わりますが、同僚からのセクハラについては、職場環境を変えてみる必要がある場合もあります。

セクハラの対処方法

それではセクハラに対処するための方法を紹介します。適切な対応をとって、これからの被害を最小限にとどめましょう。

周囲の人に相談する

患者さんや患者さんの家族からセクハラをされたら必ず上司や同僚に相談するようにしましょう。ここでポイントとなるのは、たとえ小さなことでもすぐに上司に報告することです。

ひとりで悩んでいても解決しませんし、自分が報告しないことで他の看護師も同じ被害に遭う可能性もあります。また同じ職場の中でもすでにセクハラを体験したことがある人が他にもいるかもしれません。みんなで悩みを共有して、病院全体で取り組んでいくことが解決につながります。

セクハラをされにくい環境づくりをする

セクハラを堂々と人前でしてくる人はあまりいません。2人きりになったときにセクハラをしてくるのであれば、まずはそういった空間を作らないようにしましょう。

病室で対応をするときでも、カーテンを開けるなど、外から対応している様子が見えるようにしましょう。セクハラをされないための環境や雰囲気づくりも重要です。

病院という閉鎖空間では難しいことかもしれませんが、常にセクハラをされないように意識をしておくといいでしょう。

セクハラされにくい看護師になる

セクハラをする方は、気が弱そう、笑って許してくれそうな人を狙います。セクハラをされたときに笑ってたしなめたり流したりするのは逆効果。

毅然とした態度で、「やめてください」「セクハラですよ」と言葉に出しましょう。相手に怒らないからこれくらいはしても良いんだという発想を持たせないためにも重要です。

まずは、嫌なことは嫌と言えるような自信を持ち、それを雰囲気として出しましょう。そして、セクハラ被害を受けたらしっかりとやめてくださいと意思表示することが大切です。

セクハラをたびたびされていると感じた人は要注意。はっきりとした態度の取れる、セクハラの対象として狙われないような強い看護師になりましょう。

他の上司や同僚に相談する

特定の上司や同僚にセクハラを受けた場合は、直接言うことが難しい場合があります。これは上司という立場を利用したパワハラとも取れる行動です。

このような悩みは1人で抱え込まず、他の人に相談しましょう。対処法や解決策が見つかる可能性や、病棟の異動の可能性が出てきます。ただし、相談したことが加害者本人にバレてしまい、働きづらい雰囲気に陥る可能性があるので相談する相手は注意して選びましょう。

記録に残す

セクハラと取られる発言や行為は記録に残すというのもひとつの手です。上司や同僚などに報告する際に証拠となりますし、万が一法的措置を取る場合にも役立ちます。

また、セクハラ行為は立派な強制退院の対象です。度を超えたセクハラを受けるようになった場合に強制退院の証拠にもなり得るでしょう。

映像や音声に残しておくと、事件になって裁判などに発展した際にも大きな証拠となりますので、あまりにも行き過ぎたセクハラが起こっているのであればそういった対応をとってもいいかもしれません。

職場を変える

セクハラのせいで憧れだった看護師の仕事を辞めるのは誰でも抵抗があるでしょう。今まで辛い実習や勉強を必死に頑張って来たのに、自分自身の問題ではなく、他人の嫌がらせで辞めてしまうのは本当にもったいないことです。

とは言え、職場、特に同僚からセクハラを受けている際はなかなか言えなかったり解決に向けて動き出せなかったりするでしょう。

そういった際は職場を変えることをおすすめします。転職は人生の中でも大きな決断ですし、かなりの勇気が必要です。しかし、自分に合った職場に移り、人間関係をフラットな状態に戻すことで、看護師としても再スタートできます。

セクハラのない職場環境で働きたいと感じたら、看護師専門サイトの「マイナビ看護師」で他の職場を選びましょう。「マイナビ看護師」では、プロのアドバイザーが医療機関に直接足を運び、現場で働く看護師から職場の状況等を聞いています。

また給与・有給消化などの条件・待遇に加えて、雰囲気や働きやすさもわかるため今よりよい環境を見つけることができます。

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他の職業に転職する

セクハラを受けて看護師の仕事自体に嫌気がさしているという方もいるでしょう。そんな方は、大手転職サイト「リクルートエージェント」で自分にぴったりの職業を見つけましょう。

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セクハラを防ぐ方法まとめ

多少のボディタッチだからセクハラではないかもしれない、自分が意識しすぎているだけかもしれない、と思うこともあるかもしれません。しかし、そうしている間に事態がエスカレートしてしまうこともあります。

これはセクハラかもと感じたら、相談することは少しためらいがあるかもしれませんが、話を聞いてくれそうな同僚・上司に勇気をだして相談してみましょう。話してみることで状況が改善されるかもしれません。