40代から看護師になる方法とは?今からでも看護師を目指すことは可能?

40代から看護師になる方法とは?今からでも看護師を目指すことは可能?

J
JobStep編集部
公開, 更新 ,

最近、医療の現場で年配の看護師が活躍しているのを多く見かけます。未経験から看護師を目指すのも、最近では珍しいことではありません。

しかし看護師の仕事というのはハードです。60代の看護師の方もいらっしゃるので、看護師になるのに年齢は関係ないといえば関係ないですが、やはり体力と気力が勝負の世界。離職率が高いのも事実です。

30代と違い、看護師を目指そうとする40代には様々な背景があるでしょう。その背景も踏まえながら、40歳・40代の人が看護師になる方法5つと、そのメリット・デメリットを紹介します。

40歳が看護師国家試験を受験するまでの道のり

厚生労働省が管轄する「看護師資格」を取得し、看護師として登録されるためには、「看護師国家試験」の受験が必須です。

看護師に年齢制限は設けられていないので、どの年代の方も受験が可能。30代でも40代でも年齢は関係はありません。

ただし、この「看護師国家試験」は、誰でも受けられるというものではありません。定められた機関で、定められた年数の教育を受けなければ、この「看護師国家試験」の受験資格は得られないのです。

受験資格の取得までのルートとしては、大きく分けて以下のいずれかの機関で、看護課程を修了することが必須になります。

1. 4年制大学

2. 短期大学

3. 専門学校

4. 全日制か定時制の看護学校

5. 看護学校の通信課程

もちろんすべて看護系の学部学科でないといけません。4つ目と5つ目は、准看護師としての資格があり、准看護師としての就業経験があることが前提条件です。

それでは、40歳・40代の方が看護師を目指すための一つひとつの方法について、メリットとデメリットを踏まえながら説明していきます。

1.四年生大学で学ぶ

まず、四年制大学が他機関と違う所は、看護以外にも、選択科目として専門的な知識を学べたり、一般教養を身に着けられたりすることにあります。今後増えてくるであろう外国人患者に対応するための語学知識も学べますし、患者さんの気持ちを推し量る心理学や、さらにチャンスがあれば海外留学などで、海外の現場での医療体験もできるかもしれません。

20代、30代で看護師を目指そうとする方には、四年制大学での経験はプラスになるでしょう。学費はその分?くなりますが、様々な知識を吸収することは、看護師以外の道も考える広い視野を持たせてくれます。

しかし、これが40歳・40代の方にもメリットかというと、必ずしもメリットとは言い切れません。四年制大学の卒業には4年間必要です。つまり、受験資格を得るために4年かかってしまうのです。

40歳・40代の方にとっては、1年でも早く看護師になりたいのが心情でしょう。特に40代から看護師を目指す人は「シングルマザーのため将来の安定した職に就きたい」といった切迫した理由が多いのも事実です。

しかも40歳代では約20年間の社会経験があります。知識・経験ともに豊富で、且つ育児の経験なんかもあれば、四年制大学への進学よりも、より専門的に看護を学べる専門学校などがいいと思います。

もちろん、40歳・40代から四年制大学へ入ることを否定するわけではありません。40歳代から幅広い知識を身に着け、さらに看護師を目指すというのも素晴らしいです。

ただ、四年制大学は、看護師を目指しながら、看護師以外の進路も考えられる場所です。おそらく40代の方にとっては、今後様々な進路を考えるという方は少なく、看護師一本でやっていこうとする方々がほとんどです。

そう考えると、四年制大学のメリットはそこまで大きくなく、逆に時間と費用のデメリットが大きくなってしまうでしょう。

2.看護系短期大学で学ぶ

短期大学は、四年制大学と看護系専門学校の間といったところです。様々な教育課程を設けている学校も多く、様々な知識が学べて、3年での修了が可能です。

さらに「大卒」という資格を取得することが出来るので、四年制大学にはかないませんが、看護師になったあとの初任給や昇進スピードにも差が出てきます。四年制大学に行くほどの費用や時間はないが、大卒という肩書を取得し、今後看護師以外の様々な活躍の場をとっておきたい40代の方にとって短大は良い選択肢といえるでしょう。

懸念点としては、看護系短大の数が減少しているという点が挙げられます。現在、看護系短大は看護系大学への移行が進んでおり、全国で30校ほどしか存在していないので、そもそも物理的に入学が難しいという問題があります。

3.看護系専門学校で学ぶ

短期大学と同じように、専門学校も3年の課程が必要です。今まで医療系業務の経験がない40歳代の方が選択する最も多い道のりといえます。四大や短大のように、様々な知識を学ぶのではなく、看護師としての知識や技術のみを徹底的に勉強することができます。

一概には言えませんが、四年制・短期大学は「看護」を発展させていく人材の育成が最大の目標です。大学はあくまでも研究機関ですから、現場の技術者としての看護師よりも、管理者や研究者になりたい方に向いています。40歳代から看護師を目指す方が考えるのは、現場の技術者としての看護師だと思います。

そのため、看護系専門学校は良い選択肢といえるでしょう。提携している大学、病院などに看護師を多く送り込みたい専門学校も多く、都立病院などではその20~30%を、社会人枠として設定しています。50代の方も入ってきます。

専門学校に入るにも試験があるのですが、小論文と面接のみで、筆記はありません。しかし、そのぶん倍率は高く、10倍を超える学校も存在します。そのため10倍の社会人枠ではなく、一般入試で入る社会人も多くなっています。

社会人枠の倍率と比べて、一般入試の倍率は3倍程度。試験科目も国語・数学・英語・面接とそこまで難易度の高いものではありません。

また、3年間で大体100-500万程度と、学費も四年制・短期と比べて安くなっています。看護に関する知識しか学べない、というデメリットもあり、看護師になるという確固たる信念がなければ続かないかもしれませんが、40歳代で決意したのであれば、そう簡単には折れないはずです。

4.3年以上准看護師として働き、全日制か定時制の看護学校で学ぶ

3年以上准看護師としての業務経験があれば、全日制看護学校で2年、定時制で3年で受験資格が取得できます。

全日制の場合、学校は午前9時から午後5時までがほとんどです。逆に定時制だと授業時間が遅い日は、家事がおろそかになってしまう可能性もあるので、きちんとした生活リズムが送れる全日制もお薦めです。期間も2年と短くて済みます。

ただ、全日制であるならば、今の准看護師としての現場は休職するか退職しなければいけません。どうしても早く正看護師として現場に就きたい人はその方法でもいいですが、シングルマザーなど働かなければいけない人は定時制がお薦めです。それぞれの状況により選択しましょう。

正職員として働きながらの人は、ほとんどこの定時制を選択します。合格率はなんと90%。准看護師と看護師は待遇には違いはありますが、業務内容としてはそこまで差があるわけではないので、経験に基づいた試験内容であれば難しくはないです。

5.7年以上准看護師として働き、看護学校の通信課程で学ぶ

7年以上の業務経験がある准看護師は、短大もしくは看護養成学校の通信課程2年を受けることで、受験資格を得られます。元々は10年だったのですが、2018年4月から7年になりました。

通信なので、もちろん自宅で可能です。准看護師としてずっと働いていた方にはいいかもしれません。准看護師として7年以上働いている40歳代の方も多いでしょう。自宅で受講できるため、今の業務を続けながら、且つ家事・育児と両立して、十分受験資格を得るための勉強ができます。ただ、モチベーションの維持が課題になります。

通信制は多くの場合、1人で学習し続けることになりますので、ともに看護師を目指す仲間がいないのがデメリットといえます。

ほとんどの准看護師は、働きながら資格を得られる定時制を選択します。職場と学校の往復が2年間続きますので、職場と学校が行きやすい距離であることや、何より正看護師を目指す職員の支援制度のある病院を探すとよいでしょう。

しかし、全日制、定時制、通信制のいずれにしろ、最後の1年は医療機関での実習です。この1年は午前9時から午後5時になることがほとんどなので、この期間で准看護師として正職員で働くことは無理でしょう。40代であれば、体力が落ちてくる年齢です。しかも、実習中仕事を教えてくれる周りの看護師は自分より年下であることがほとんどです。

体力はもちろん、精神的にもタフでないといけません。

40代から看護師を目指すのは不可能ではない

40代の人が社会人経験をしてから看護の世界に飛びこむのには、さまざまな背景・目標・経験があるでしょう。

シングルマザー、結婚後セミリタイアしてもう一度自分の職を見つけたい人、子育てが一段落ついて再就職を目指す人など、それぞれの実情に沿って看護師試験までの道のりを選ぶとよいです。

30代の方と比べて、体力的には劣るかもしれまません。しかし、40代の方にはこれまで培ってきた知識や社会的経験があります。冒頭で書いた通り、40代から看護師を目指す方は決して少数ではないので、「看護師になる」という気持ちがあれば、ぜひチャンレンジしてみましょう。

また、資格は持っていないけど、医療の現場で働いてみたいという方は、看護助手や医療メーカーで働いてみるといいでしょう。

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